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どこかで半分失くしたら 役には立たないものがある
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2011.06.20,Mon
奇跡公式サイト

ひさしぶりに映画館で映画を見る。

両親の離婚で別々に暮らす兄弟。はじめて九州新幹線がすれちがう瞬間に奇跡が生まれると信じて、親子4人がまたいっしょに暮らしたいと、その瞬間に願いを叫ぶ。

内容に触れるとほとんどネタバレ的になってしまうので、ぼくの心情を少し。<死>というものを語るシーンにはほとほと涙腺が緩い。死んだものに対する愛情を聞かされると、すぐに目の前が滲む。

ぼくは<美しいもの>(造形美というよりは、魂の透明さ、と言ったほうがいいかな)が好きですが、きょうは違う角度で考えた。「美しいから好き」とは逆のベクトルの「好きなものは美しい」ということ。好きになってからそれが美しいと気づくことがあるなあ、ということ。それを衝動と言い表せるのかなあ、と。ちょっとうまく伝えられませんが、好きになってしまったものを愛おしく思う気持ちを大事にしたいなあと思う。

<成長>というのもこの映画の大きなテーマです。ぼくも最近成長しました。ぼくは元来、喧嘩や言い争い、いざこざが嫌いでした。というより正確に言うと苦手なのです。できるだけそうならないように避けてきましたし、ぼくが我慢して済むならそうしてきました。苦手だと思う人には近づきませんでした。それで上手くいってると思っていました。ふたりの関係にしても、お互いに言葉にしなくても解りあえていると思っていました。それで幸せでした。でも気づかないうちに歯車に狂いが生じていました。そこでようやく、ぼくは<言葉>の大切さに気がつきました。もちろん、阿吽の呼吸というのも大切にしていくのですが、言葉にしてお互いを理解するという行為が美しいのですね。掛け違えたままのボタンを着て歩くのはみすぼらしく、だらしない。


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趣味:ウクレレ
自己紹介:大阪在住。デザイン関係の仕事をしています。iMac愛用。携帯はINFOBAR C01 nishikigoi。断然ネコ派。愛猫をなくして7年。現在ネコなし生活。熱帯魚はずっといる。いまは小さいやつら。読書は森見登美彦と原田宗典と村上春樹。たばこをやめて8年。毎朝コーヒーを飲む。なにはなくとも一杯のコーヒー。ピクチャーロジックの第2管理人。(2015年8月現在)
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