きょうの音楽 #116

ノクターン / 平原綾香

ちょっと前に「風のガーデン」（公式サイトは終了していますが、緒形拳のタイトルロゴが残っています。素敵。）というドラマがありました。もうちょっとでDVDボックスを買いそうなくらい好きでした。主題歌として使われたこの曲の印象がとてもよく、図書館で借りてみました。

とてもよかったです。ただ、このアルバムはクラシック音楽に平原綾香が歌詞をつけて歌うという企画もので、このあとパート2と続くわけですが、この曲以外の曲は、一音一音噛み殺すような重い歌唱法とバックの演奏がちぐはぐな感じがしました。その理由は、平原綾香はもの凄く溜めて歌う人だからだ。うまく説明できないけど、実際のテンポよりコンマ何秒遅れて声を出す。そのために少しでもビート感のある曲だと、演奏とボーカルにリズムのズレが生じる。このズレが極端な話不快な気分になる。二人三脚でひとりがついていけなくて転んでしまうかんじだ。もしかしたら彼女にはリズムに乗せて歌うという発想がないのかもしれません。テンポは気にしてもリズム（ノリと言ってもいいか）は関係ないのかも。もっとゆったりとした、独唱に近いアレンジが合うと思う。

iTunes 13952曲の中から、きょうの1曲でした。［→これまでの音楽］

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