きょうの音楽 #731

あたたかいぼくの部屋 / 倉持陽一

今さらながらアルバムタイトルはジョン・レノンの「ジョンの魂」をモジってることを知る。YO-KINGの昔の貴重なソロアルバム。昔と言っちゃっていいのかと考えてみたら、これは1991年の作品だから実に「ふた昔」前になるのでした。

ちょっと前に徹子の部屋にピアノの調律師が出てて、そこで言ってたのが「場合によってはわざとピッタリ合わせないこともある。微妙にズラすことで奥行きと深みが出る。ピッタリ合ってるのはつまらないんですよね」というようなことを仰ってた。調律師がわざと合わせないなんて聞いたことがなかったのでびっくりした。

工夫のない宅録音楽がつまらないことや、音程ははずさないけど味気のない歌手に通ずるところがあるなあと考察してみた。

YO-KINGさん（あえて敬称つき）の歌はその点、ビンビンくるのです。



倉持の魂
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